7月7日(土) 子育てに活かせる、シンプルでおいしい糀(こうじ)料理のレッスン ─5人の子どもを育てあげた、糀屋の女将に学ぶ─ in ニューヨーク(vol.1)※終了しました

講演レポート

日本の食文化の根っこを支える発酵食品、中でも糀・麹への注目度は高く、様々な糀のレシピ本が出版され、手作りの塩糀ブームを巻き起こすと共に食料品コーナーには各社の塩糀が数多く並ぶようになりました。その美味しさは海を越えた国々へも波及し、日系スーパーなどでも塩糀製品を見かけるようになっています。

糀の正しい知識と使い方をお伝えすることを目的として、講習会や講演会を各地で実施してまいりましたが、このたび米国のニューヨークとロサンゼルスにて、合計5回のワークショップを開催しました。

子どもの頃から親しみのある味噌や醤油を通して、糀が舌の記憶として残っている日本人だけでなく、糀に関する知識のない外国の方にも“簡単に使えて、料理がぐっと美味しくなり、しかも身体にもいい”という切り口で糀を伝えることは、私たちの目指す「糀で日本を元気に、世界を元気にする」活動の、小さいながらも大きな第一歩を踏み出すと旅となりました。

 

2012年7月7日(土)
ニューヨーク・ミッドタウンの会場にて、日本の方向けのワークショップ
「子育てに活かせる、シンプルでおいしい糀料理のレッスン」

ニューヨークで子育てをしているお母さま方を中心とした40名の方が、ミッドタウンの会場にお集りくださいました。インターネットを通して、様々な情報を入手することができる一方で、正しい情報を入手することが難しくなっている最近です。情報の少ない糀について知っていただきたいことを丁寧にお伝えし、塩糀づくりのレクチャーも行いました。

海外で糀を活用してもらうために、糀屋本店の生糀ではなく、あえて現地で購入できる乾燥糀で塩糀作りのデモンストレーションを行い、ご参加の数名の方にもご一緒に体験していただきました。

乾燥糀をお湯で戻し、塩を追加し、糀を握って指の間から出てくる程に揉む、手をかけ、声を掛けながら塩糀つくりを楽しむという工程に驚きつつ、その必要性の説明を受けながらのレクチャーに、みなさんも納得なさっていたようでした。糀料理のデモンストレーションでは、子育てで忙しいお母さんが活用しやすく、糀の能力が発揮されやすいメニューとして、卵焼きとクイックソーセージをつくりました。

試食には、

・鶏胸肉の塩蒸しと塩糀蒸しの食べ比べ
・塩糀の卵焼き
・トマトとキュウリの塩糀和えのブルスケッタ
・ハーブサラダのオリーブオイル塩糀和え
・野菜の唐揚げ (ズッキーニや長芋、ラディッシュ、ブラウンマッシュルーム)
・クイックソーセージ
・塩糀で炊いたごはんのおむすび
・甘糀と塩糀をつかった旬のフルーツのマチェドニア

以上の8品をご用意してお愉しみいただきました。

日本でのワークショップと同様に、購入本へのサインのために沢山の方にお並びいただき、海外で子育てをしているご苦労や子育てに関する質問などをお聞きし、そのお答えを返すことができました。

 

■内容

糀の特性や効能を学びながら、簡単でおいしくなる糀料理のコツを教わります。
和洋中、どんな料理にも活かせるから、今夜のメインの一品や、明日のお弁当のおかず、とっさの来客のもてなし料理に、と毎日がめまぐるしいお母さまたちの強い味方になってくれること間違いなしです。
また、働きながら5人のお子さんを見事に育てあげた母でもある浅利さんならではの子育て論から、ご家庭でのお子さんとのつきあい方や、才能の伸ばし方、叱り方のヒントなどを伺います。
微生物が織り成す糀の世界から、独自の子育て論まで。
驚くなかれ、糀料理で毎日が見違えるように楽になります。

●イベント詳細

日程: 7月7日(土) 13:30~15:30
場所: ニューヨーク マンハッタン ミッドタウン(確定次第ご連絡させていただきます。)
定員:40名
参加費:$50 (塩糀のつくり方デモンストレーション、子育てに活かせる糀料理の試食)
講師: 浅利妙峰(糀屋本店女将、こうじ屋ウーマン)

※会場のスペースの関係上、基本的にお母様お一人のご参加でよろしくお願いいたします。
どうしてもお子様同伴でなくては困る!という場合はご相談下さいませ。