大分合同新聞「灯」にて掲載 8/20(木)

8月20日(木)の大分合同新聞夕刊「灯」にて糀屋本店 こうじ屋ウーマンこと浅利妙峰のコラムが掲載されました。

「代替案を出す」

佐伯ー延岡間の高速道路が開通して5ヵ月が過ぎようとしている。まだ宮崎がとても遠く思えた1999年のこと。息子が通っていた高校のPTA活動で、県立宮崎南高校を訪問した。やり手とうわさの第11代山下兼紀校長は、教職員を巻き込み実行に移し、結果を出す手法もユニークだった。

たたき台を示し、意見や改良策を聞く。アイデアなしの反対は無効。反対なら皆を納得させる代替案を要求。代替案が出なければ、まず実行。修正や代替案は走りながら考える。

お話を聴きながら浮かんだ言葉は「かんかんがくがく」「誹謗」「中傷」。意味はそれぞれ「①剛直で遠慮せずに正しいと思うことを言うさま②口やかましく議論するさま」「他人の悪口を言う」「根拠のない悪口を言って他人の名誉を傷つける」。いずれも会議の三大”お断り”だ。

山下校長は「『生きる力』とは個性、つまり自分にしかない長所を生徒一人一人が発揮できる力のこと。私たち教師もそのためにできることを本気で考え、一歩ずつでも実行していきたい。」と話された。

いくら時間をかけて討論しても、テーマに沿っていなければ結論は出ない。議論したことが時を経ても色あせず、輝く光を放ち続ける未来への原動力になると信じ、計画に全力を注ぐことが大事だと教えていただいた、貴重な経験だった。

(こうじ屋ウーマン・佐伯市)