大分合同新聞 灯にて掲載 3月14日(水)

3月14日(水)の大分合同新聞夕刊「灯」にて
こうじ屋ウーマン 浅利妙峰のコラムが掲載されました。

「クーベルタンが期待したもの」

オリンピックは、勝つことではなく参加することに意義がある、と言った近代オリンピックの父、クーベルタン。スポーツを通して心身を向上させ、さらには文化や国籍などさまざまな差異を超え友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって理解し合うことで、平和でよりよい世界の実現に貢献してほしいとも願った。

近年は一部ではあるが、ただ国威を示すだけの競技大会になっているようで、歯がゆい。勝つことにこだわり過ぎて、本来のフェアプレーやお互いの健闘をたたえ合うことを忘れていないだろうか。オリンピックに参加する選手は、すでに多くの試合を勝ち進んできたつわものばかりだ。頂点に向かって努力する中で学ぶものは、チームが一丸となり、学び、支え、お互いを思い合い、励まし合う精神。それぞれの国で自分を磨き、極める練習を重ねるからこそ、決戦を終えた後は健闘をたたえ合う同士となる。

金銀銅の大輪の花とならぬとも、全身全霊で戦い続け、オリンピックの国際親善大使としても大役を果たし、平和の使者となった選手の一人一人、爽やかなスポーツマンに私たちも胸を熱くした。これこそがクーベルタンの求めているところだろう。

さあ、次はいよいよ2020年の東京オリンピックだ。本番に向けて、日夜練習を怠らない選手に心からエールを送りたい。

(こうじ屋ウーマン・佐伯市)