大分合同新聞「灯」にて掲載 10/21(水)

10月21日(水)の大分合同新聞夕刊「灯」にて こうじ屋ウーマンこと浅利妙峰のコラムが掲載されました。

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「甘酒と焼酎のマリアージュ」

黄金のマリアがそびえ立つミラノ・ドゥオモ大聖堂。真横のビルで行われた農林水産省の「日本食・食文化の世界的普及プロジェクト」にセミナー講師として参加した。糀の力や素晴らしさを伝え、併せて甘酒とトマト、キュウリ、モッツァレラチーズの糀ドレッシング(塩糀と酢、オリーブオイル)を供した。

糀と米で造った甘酒の甘さにまず驚きの表情。小さじ1ほどの焼酎を落とすとおいしさは3倍に跳ね上がるのだと伝えると興味深々、大分県産焼酎入りの甘酒を半信半疑で口に運ぶ。そして本当だと言わんばかりにほほ笑み「ボーノ(いいね)!」。

どこの国でもおいしいものに触れたときに浮かべる笑顔は輝いている。この笑顔見たさにミラノに持ち込んだ焼酎は三和酒類の全麹仕込み、いいちこフラスコ。癖がないので組み合わせの素材を選ばず、よくなじむのでカクテルにもってこいだ。

お客様の反応を見ていた日本人スタッフの要望に応えて、いいちこの注いで渡すと「こんなに味が変わるのかい、イヤーぁ驚いた。飲んべえの俺がおいしさを証明するから、お代わり」「こりゃぁうまいわ」と称賛の言葉を連発し、その度にお代わりをしてくれた。

イタリアの人だけでなく、日本の方々の笑顔もお土産に持ち帰れて大満足の旅となった。

(こうじ屋ウーマン・佐伯市)