大分合同新聞「灯」にて掲載 9/24(水)

9月24日(水)の大分合同新聞夕刊「灯」にて糀屋本店 こうじ屋ウーマンこと浅利妙峰のコラムが掲載されました。
9月末から講演で訪れるボストンについて妙峰の若かりし頃の思い出とともに意気込みが綴られています。

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「秋深まるボストンへ」

1974年夏、米ボストンから少し離れたプリマスにあるガールスカウトのキャンプ場で、日本のことを伝えるジャパニーズカウンセラーとして1ヶ月半ほど仕事をした。プリマスは英国から清教徒が入植した最初の地で「アメリカンズ・ホームタウン」と呼ばれている町だ。

ボストンのシティーホールに飾られた星条旗を見て、歴史のあることを痛感した。よく見ると星の数が少ない順に旗がずらりと飾られていた。一番古いものは確か13個の星が並んでいたように記憶している。州の数だけ星があるので今の星条旗には50個並ぶ。

青春の思い出とともに博愛の精神を心に送り込んでくれた米国の方々の温かさは、今も私を優しく包んでくれる。そのボストンの町を40年ぶりに訪れるチャンスをこの秋、頂いた。呼んでくださったのは、米国と日本を結び活動の輪を広げている「Binnovative Boston」のグループ。日本食を支えるこうじを取り上げて、使い方や効果効能などお話をぜひとお誘いいただいた。

バブソン大学、昭和女子大学ボストン校、加えて現地で活躍している日本人シェフのグループや、全米で一番古い由緒あるボストン日本協会など、1週間の滞在は忙しくなりそうだ。こうじ料理のおいしさと健康な毎日の手助けだけでなく、平和を愛する心を育て広げようと伝えたい。

(こうじ屋ウーマン・佐伯市)