大分合同新聞 灯にて掲載 10月12日(金)

10月12日(金)の大分合同新聞夕刊「灯」にて
こうじ屋ウーマン 浅利妙峰のコラムが掲載されました。
旬の「カボス」についての投稿です♪

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「絶妙、香母酢炭酸ドリンク」

実りの秋、今年は宇目、安岐、弥生、野津、竹田など県内各地から続々と香母酢が届いた。大分県は香母酢の原産地、しかも全国の収穫量の97%を産出。焼き魚、お吸い物、刺し身、てんぷら、みそ汁や煮物などにかけるだけでなく、お酒や飲み物にもプラスしてこの時期ならではの味覚だ。
わが家の夕食はぜいたくの極みの飲み物、香母酢と無糖の炭酸を合わせたドリンクを楽しむ。これに少し粉末状のこうじを振り入れると、驚くほど酸味が和らぎ香りが引き立つ。2度、3度、炭酸を加えても、まだまだいける。
香母酢に含まれる栄養は、酸っぱさと香りにある。疲労回復に優れるクエン酸がレモンの2倍とかんきつ類の中でも群を抜く。加えてしわやシミを予防、肌の美白効果もあり、コラーゲンの生成を促して肌の弾力を維持し、メラミンの生成を抑えるのは、豊富に含むビタミンCのおかげ。風邪予防や免疫力をも高める。
香り効果もあり、主成分のリモネン、テルペン、ピネンなどの成分はアロマセラピー効果に優れている。さらに血行を促進する効能もあるため冷え性の改善にも役立つ。ミネラルのカリウムも豊富、カリウムは利尿作用があり取り過ぎたナトリウムを尿や汗と一緒に体外に排出する。
効果、効能を知っても、知らなくても、おいしい香母酢炭酸を飲める幸せに浸る秋。

(こうじ屋ウーマン・佐伯市)