大分合同新聞「灯」にて掲載 11/20日(水)

2013年11月20日(水)大分合同新聞 夕刊 「灯」 掲載原稿

11月20日(水)の大分合同新聞「灯」にて掲載されました。

カリブ海3か国での活動を終えて…「キューバの黒いマリア」と題したコラムです。

国際交流基金の招聘でカリブ海、メキシコ、キューバ、ドミニカ共和国の3か国を巡り、こうじの素晴らしさを伝える講演会を7か所で行って15日に帰国した。社会主義の国キューバは、有機農業と省エネに積極的に取り組み、実践している地球にやさしい国だ。こうじの話に関心を持って耳を傾けてくださり、料理がこんなにおいしくなるのなら、ぜひキューバでも作ってみたいと積極的な姿勢を見せてくださった。
キューバにあるコブレ教会には、黒い肌をしたマリア像が祭られている。 昔、3人の漁師が嵐で荒れる海で30cmほどのマリア像を見つけ、村に持ち帰り、金色(黄色)の衣装を着せて祭ったという。数々の奇跡や願い事がかなうマリアとして国内外から多くの参詣者が訪れると聞く。「老人と海」を執筆し、後にノーベル文学賞を受賞したヘミングウェーもまた、その時のメダルを「受賞は自分ではなくキューバ国民」としてこの教会に寄進している。
肌が黒いマリアは世界中に500体、とくにフランスには200体の黒いマリアが祭られているのも驚きだ。それらの写真を見てみると、観音様にそっくりなものもある。日本でも観音信仰がマリア信仰として受け入れられたように各国独自の信仰が、キリスト教と結びき、広がった道筋を垣間見た気がした。