10月29日(水)の大分合同新聞夕刊「灯」にて糀屋本店 こうじ屋ウーマンこと浅利妙峰のコラムが掲載されました。
前回に引き続きボストンでの活動の様子が綴られています。
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「能力は使うことで磨かれる」
米ボストンでの2日目、セミナー会場のバブソン大学のキャンパスは紅葉が鮮やかで目を見張った。大学の食堂へと向かう壁には、歴代学長の写真と言葉が飾られてあった。
そもそもこの滞在の目的は、ビノベイティブ・ボストンが目指す「ボストンと日本を結ぶ文化の懸け橋となる活動」に協力することだった。今年はこうじを全米へ普及させるためのビジネスプランがテーマだ。
各国から参加したメンバーの中に昭和女子大学ボストン校の学生さんもいた。初めは恐る恐る英語を使い、遠慮がちだった彼女たちはチームを組み、1週間こうじのことを学び、分担する役割をこなすうちにパワーがみなぎり始めた。
発表当日、彼女たちの瞳は輝き、英語を駆使して堂々と発表する姿は、まぶしく感動的だった。こうじをテーマに短期間での成長ぶりを見せてくれた喜びは筆舌に尽くしがたい。メンバーと談笑する彼女たちの口から流れてくる流ちょうな英語を聞きながら、大和なでしこの底力を確信し、うれしさに胸が震えた。
私たち一人一人の中に眠っている能力と可能性は、チャンスをつかみ、磨く中で輝いていくことを確信した。
さなぎからチョウへと変身して青空へ羽ばたいた彼女たちと、共に成長したチームのメンバー、彼らを支えたビノベイティブ・ボストンのスタッフの皆さんに深い感謝をささげたい。
(こうじ屋ウーマン・佐伯市)