2025年7月16日(水)大分合同新聞「灯」に『コーヒー党が抹茶に魅了される理由』と題した こうじ屋ウーマン 浅利妙峰のコラムが掲載されました。
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米国のニューヨークから、「コーヒー党の嗜好が変わり、猫もしゃくしも抹茶を飲んでいる」メールが届いた。メキシコ市からも「抹茶ブームが数年前から来ていて、需要が急増し、仕入れ先の鹿児島県では製造が追いつかない。今年になって、新たに6工場が立ち上がった」とのことだ。
抹茶に多く含まれるL―テアニンは、脳内のα波を増し、瞑想や深呼吸と同様に深いリラックスを促す。カフェインと一緒に作用する事で、神経過敏を抑えつつ集中力を高め、心を落ち着け「穏やかな覚醒」を保てる。このため、長時間の作業や学習にも、心を静めながら集中力を維持し「静中の動」の感覚を楽しめる。
カテキンも含まれ、強力な抗酸化作用で細胞の老化防止や生活習慣病を予防し、活性酸素を抑え、体内の酸化ダメージを緩和し、免疫力の向上にも役立つ。脂肪の代謝を促進し、体脂肪の燃焼や内臓脂肪の減少も助ける。カテキンは苦み成分でもあり、うまみとのバランスが抹茶独自の奥深い味わいを生む。
茶葉を丸ごと粉末にするため、茶葉の繊維質やクロロフィルなどが、腸内環境の改善や有害物質の排出にも貢献する。
コーヒー党が抹茶に魅了される理由は、単なる「飲み物」を超え、健康と日本文化の深い精神性を感じ取れるからだろう。抹茶は、世界中でますます存在感を高めるに違いない。
(こうじ屋ウーマン・佐伯市)


