フランス・ドイツ遠征レポート (2014.01.22 – 2014.02.20)

1/23 Jules Verne C/J事業 日本出展事業社 展示テーブルの様子

滞在スケジュール
2014/01/22 — 2014/01/29 パリ クールジャパン ワールドトライアル フランス
2014/01/29 — 2014/0208 デュッセルドルフ、ケルン
2014/02/08 — 2014/02/17 ベルリン
2014/02/17 — 2014/02/20 パリ

1/22-29までは、パリに滞在。大分県ブースのお手伝いとしてクールジャパンワールドトライアル事業 パリのレセプションやビジネスマッチング、パリ市内の日本食材店などを回る現地視察などに参加した。C/J事業を通じて知り合った方々にも糀のチカラと糀屋本店の思いをお伝えする機会を得ることが出来た。

1/29 ドイツに移動。まずは今後のヨーロッパ展開の拠点となるデュッセルドルフに滞在し公演会場となるドイツ恵光寺や日本商工会議所などを訪問した。滞在中には、デュッセルドルフとケルンにて講演会とワークショップをそれぞれ開催し、糀についての基礎知識やKISUKEを使ったレシピの紹介と試食を行った。試食には『鶏ハム、たまご焼き、ポテトサラダ、大根のハリハリ漬け』の4品を準備した。ケルンとデュッセルドルフでは参加者のほとんどが日本人だったため塩糀は知っているという方がほとんどだった。ただ、テレビなどで聞いたことはあるけど使ったことがない、使ってみたけどうまく使えなかったという方もおられた。今回の講演を通して塩糀の使い方や糀のもつ働きの理解を深めることができ、素直に料理に取り入れられるようになったとのフィードバックもあった。今後もまた塩糀レシピの紹介や味噌作りワークショップなどを企画していきたい。

2/8- ベルリンではULA-Berlin、在ドイツ日本国大使館、日本料理 宇田川の3会場にて4講演を開催した。ULA-Berlinは、前回のベルリン講演の際にもイベント開催していたこともあり中島料理長のアイデアと糀がしっかりと調和した料理の数々であった。今回は糀を使った精進料理で5品のコース料理。日本ほど食材の揃わないドイツで、これほどの料理ができるのかと驚くばかりであった。また、中島料理長が『精進でもしっかり満足感のあるコースにしたい』と話されていた通り、しっかりと満足のいく内容だった。

 

在ドイツ日本国大使館の講演では、ドイツ人の来場者も多く、糀についてだけではなく和食の特徴や健康的だと言われる理由などについてもプレゼン。塩糀レシピの紹介として、デュッセルドルフ・ケルンと同様の4品を用意した。現地でも一般的な食材ということもあってか、特に「ポテトサラダ」の人気が高かった。当日参加者は120名程であったが、140名分用意した試食はあっという間に品切れになり、余っていたポテトサラダを大皿で提供したところ、こちらもすぐに品切れとなった。質疑応答では『塩糀を使えば減塩になるのか』『甘酒は砂糖よりも身体によいのか』などといった健康意識の高さを伺わせる質問も聞かれた。

日本料理 宇田川では、トークライブを開催するのは初めてとのことであったが、イベント以前から塩糀を使ったメニューを提供されるなど、糀にも馴染みが深いお店。糀について簡単なプレゼンを行った後、糀を使った料理を食べていただく形式で開催した。当日用意されたお楽しみ松花堂弁当は、糀を使った18品を盛り込んだもの。とても手のかかったもので、会場のいたるところで『美味しい!美味しい!』という声が聞かれた。参加者の皆様の笑顔が溢れていた。宇田川さんは、無事にイベントを終えた後『これからも糀を使って美味しい料理を作っていきます』と意気込んでくださった。