大分合同新聞「灯」にて掲載 11/15(火)

11月15日(火)の大分合同新聞夕刊「灯」にて
こうじ屋ウーマン 浅利妙峰のコラムが掲載されました。

「佐伯駅開業100周年」

「汽笛一声新橋を」の歌が流れた1872年から44年後、鉄道が佐伯まで開通1916(大正5)年10月25日。先日JR佐伯駅で100周年をお祝いする会が催された。

鉄道開通に合わせて、当社糀屋本店も折り箱販売を家業に加えた。100年の歴史を刻むことなく閉じてしまったが、今でもお弁当や仕出し関係の話になると首を突っ込みたくなる。売り上げ向上のために、折り詰めに入れる総菜材料も扱ったおかげで、ホテルや料亭の料理長やシェフとのつながりができて、食材や料理のうんちくを学ぶチャンスも頂いた。

塩糀を見つけ出すきっかけとなった、江戸時代の食材図鑑「本朝食艦」もその頃に買い求めた柴田書店の「日本料理技術選集」を読み解く中に見つけた。

塩糀や糀の素晴らしさを伝えるために訪れたパリの町では、駅弁タイプの仕出し弁当が大流行。一つの弁当箱に前菜から主菜、副菜はもちろん、デザートまであるのは驚きらしい。時間とお金をかけてフルコースを食べるのではなく、事務所でも公園でも、時や場所を選ばず、簡単に食べられる満足度とおいしさは絶賛に値すると評判だ。

日本では当たり前と思われることが、世界の人たちから認められ評価されている。無理、無駄のない自然と調和した日本の食生活や、伝統文化に感謝し、守る喜びを次世代へつなげていきたい。