2013年12月25日(水)大分合同新聞 夕刊 「灯」 掲載記事
12月25日(水)の大分合同新聞「灯」にて掲載されました。
母校 佐伯鶴城高校での講演を終えて…「県南の雄 佐伯鶴城高校」と題したコラムです。
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寒さ厳しい師走の先日、母校の佐伯鶴城高校で680人の後輩を前に、こうじの話と人生の基礎力となる高校での勉強のこと、大いに学び失敗を恐れず青春を謳歌してほしいと、応援メッセージを伝える機会をいただいた。まず始めに、私の大好きな校歌を全員で声高らかに合唱し、喜びに包まれた。
鶴城の卒業生は校歌が大好きだ。高校を出てからも仲間が集う時には、必ずと言っていいほど歌う。同窓会はもちろん、結婚式でさえも。2拍子の心地よいリズムに乗って歌うと、心が弾み、仲間の存在への感謝や、自分自身への鼓舞心も湧いてくる。卒業して40年以上の長い年月がたったけれど、歌うたびに体の血潮が湧き立ち、熱いものが胸を満たす。皆で肩を組み、声高らかに歌い、輝かしい未来を夢見ていた頃の元気がよみがえってくる。自分が生まれてきた意味を自分自身に問い、自分にしか歩めない道を求めていた素直な心が戻ってくる。
たとえ人から笑われようと、そしられようと、自分の信じたものに命をかけ続けることこそ、鶴城健児の目指すところだと諭され、背中を押してもらう気がするのは私だけではないだろう。文武両道を校歌にうたう鶴城高校は、今も学業とスポーツにおいて、県の内外で素晴しい成績を残し、私たち卒業生の誇りでもある。
(こうじ屋ウーマン・佐伯市)