2021年5月21日(金)の大分合同新聞「灯」にて、「ナイチンゲール生誕の日」と題した こうじ屋ウーマン 浅利妙峰のコラムが掲載されました。
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5月12日は、フローレンス・ナイチンゲール生誕の日。スイスのジュネーブに本部を置く国際看護師協会はこの日を記念して「国際看護師の日」と定めた。日本看護協会でも「看護の日」とし、前後の1週間を「看護週間」と定め、この期間は誰もが「看護の心」「ケアの心」「助け合いの心」を育むきっかけとするために全国で看護に関するイベントが開催される。
「クリミアの天使や」や「ランプを持った貴婦人」として知られている彼女の生誕記念日に佐伯市医師会立佐伯准看護学院へ講演に伺った。演題は「地球規模で考え、地域を愛する心と体を育てる・糀で健体康心」。
学院性は午前中ナイチンゲールの業績をたたえ、看護について考え「われはここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん。わが生涯を清く過ごし、わが任務(つとめ)を尽くさんことを‥」で始まる誓詞を唱え、等身大の像に献花をしたそうだ。その像が置かれた演台で講演をさせていただく幸せに心が震えた。
彼女の著書「看護覚え書」には、回復過程を支えるケアが書かれている。①新鮮な空気②太陽の光③暖かさ④清潔⑤静かな環境⑥適切な食事。
この発想は現代にも引き継がれていて、世界中で看護の本質として、看護の行為を支えている。まさにコロナ禍の真っただ中、感染症に対するケアは今も色あせず、輝き続けていることを改めて知るこことなった。
(こうじ屋ウーマン・佐伯市)