大分合同新聞 灯にて掲載 7月3日(水)

7月3日(水)の大分合同新聞夕刊「灯」にて
「仰げば尊し わが師の恩」と題した
こうじ屋ウーマン 浅利妙峰のコラムが掲載されました。

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5月のこと。佐伯市船頭町婦人会で国東市武蔵町に住まわれている書道家の牧泰濤先生のお宅へおじゃました。牧先生は、私が佐伯小学5年生の時の担任。あれから57年の年月が流れたが、優しい慈愛のまなざしはいまだに変わらない。そして元気とはつらつさが体からほとばしっている。

子ども時代、牧先生の指導で書道の腕がグーンと上がり、入賞や特賞が取れるようになった。半紙ではなく、画仙紙に大きな文字を書く爽快さは、貴重な体験として心に刻まれた。

昨年、糀屋本店を訪れてくださり、家族ぐるみの交際が再開した。そんなご縁で婦人会の研修のご講義をお願いした。ご自宅に伺うと、広い日本庭園には水が引かれていて、滝を模した造形がある。玄関口にも書道家のお宅の雰囲気が醸し出されている。

書作品としてあちこちに飾られた言葉に導かれるように中へ入ると、奥様の手作り甘酒で作ったにんじんケーキとコーヒーで歓待された。

佐伯談話に花を咲かせた後、2階のアトリエへ。世界一大きな瑞渓の硯や2千本近くある太さ長さのさまざまな筆、書道関係の本、先生の作品…。所狭しと並ぶ品々の中でお話を聞く機会に恵まれた。

時間のたつのも忘れて楽しいお話を盛りだくさんお聞きし、名残りを惜しみながらお別れをした。

(こうじ屋ウーマン・佐伯市)