11月6日(金)の大分合同新聞「灯」にて、
こうじ屋ウーマン 浅利妙峰のコラムが掲載されました。
「孫の書道教室」と題して、日々の孫との関わりと10年後の夢について綴っています。
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空が高く、青く広がる季節となった。芸術の秋、小5の時、担任の牧泰濤先生の指導を受けて、竹田祭の書道で入選し、家族で作品展を見に出掛けたことを思い出す。画仙紙に挑戦した初の作品だったので、私はもちろん両親の喜びも大きかった。
あれから58年が過ぎて、5人の子どもに恵まれ、孫は13人となった。佐伯にいる2人の孫は佐伯幼稚園児となり、この5月から県書連(県書者書道指導者連合会)に入会し、書き方の練習に励んでいる。
2人は、幼稚園から戻ると、バッグを抱え、プリント学習と書き方をしにやって来る。親たちと毎月20日に届く会報誌「県書写」を眺め、一喜一憂して楽しむ一方、本人たちは淡々と取り組んでいる。月末の締め切りに向けて、20日過ぎから「清書」という名の神聖な時間が加わり「お手本を見て、しっかり書くよ」と声掛けする。おかげさまで字形はだんだん整い、まだまだ道ははるかであるが、書道名人へ向けて歩き始めた。
私の夢は中高生になった孫たちが「バァバ、県で金賞もらったよ」「特別賞、もらったよ」などなど、うれしい成果報告をしに来てくれるようになるまで、彼らと関わり、応援し続けることだ。孫の成長した夢を見て、ニヤニヤと喜んでばかりはいられない。大賞を頂いたときのご褒美用の資金もしっかりためておかなければ。
(こうじ屋ウーマン・佐伯市)