大分合同新聞「灯」にて掲載 5/29(金)

5月29日(金)の大分合同新聞夕刊「灯」にて糀屋本店 こうじ屋ウーマンこと浅利妙峰のコラムが掲載されました。

「抵抗力を養い、病を制す」

大分合同新聞5月4日付の記事(神戸輝夫大分大学名誉教授寄稿)で「抵抗養成論」の本を著した大分市戸次出身の高野太吉先生のことを初めて知り、早速古本を手に入れ読んでみた。

胃腸を鍛えるために硬めの玄米食と繊維質の多いおかずを食べ、胃腸の蠕動運動を活発化させ、その上独特の腹部マッサージで治療する手法に心引かれた。

世界に名をはせるマクロビオティック(正食)の桜沢如一の根本理念が、軍医であった石塚左玄の「食物養生法」にあることは知っていたが、それにも劣らぬ「抵抗養生論」は、人間が持つ本来の抵抗力を鍛えることにより身体を整えるとある。

こんな一節もあった。健康に注意する人は、常に防禦の方法を講じ、退却主義の臆病風に誘われるので抵抗力が養われない。一方無頓着の人は自然に任せるので抵抗力が養われる。自然に養われた抵抗力は、常に敏感で強固、意志の命令を待たなくても活発に動き、外来の刺激に応じて体調を整える。この考え方はとてもシンプルで分かりやすい。

現代の医療の素晴らしさを享受しながらも、薬に頼り過ぎず「医食同源」を見直し、私たちの身体が持つ力を呼び起こす未病を心掛けることが必要だ。私も身体が喜ぶ「糀料理」で応援エールを送りたい。

(こうじ屋ウーマン・佐伯市)