大分合同新聞 灯にて掲載 10月30日(月)

2023年10月30日(月)大分合同新聞「灯」にて『道徳経済一体の経営』と題した こうじ屋ウーマン 浅利妙峰のコラムが掲載されました。

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 去る10月20日、「第10回互敬塾全国大会イン福岡」にゲストスピーカーとして招かれ、こうじについて話した。お声かけは女性初の実行委員長、吉冨洋子さん。彼女は中津市で青果の卸を営む会社社長であるお母さまの片腕となり、道徳経済一体思想(モラロジー)の会社経営を行っている。

 1年以上をかけて大会の企画を練り、各地の支部長と会議を繰り返し、思いを重ね、全国から200人以上の熱き魂を持つ塾生が集い、志を一つに燃え上がり、大盛会となった。

 私も開会から懇親会までご一緒し、塾生の方々と名刺交換、情報共有をし、ほとばしるエネルギーの中に身を置く快感に満たされた。

 モラロジーを唱えた広池千九郎先生(1866~1938年)は、偉人、賢人を多く輩出している中津市に生まれた。日本に近代化の波が押し寄せる中で道徳の科学的研究に取り組み、「人類普遍の道徳原理こそが人類の安心・平和・幸福の基礎となる」と、道徳実行の効果を科学的に研究する新たな学問のモラロジーを提唱。モラロジー道徳教育財団と、それに基づく学校教育を行うための広池学園(麗沢大、麗沢中・高、麗沢瑞波中・高、麗沢幼稚園)を立ち上げた。企業の永続もまた道徳経済一体の経営を指針にすべきと述べている。

(こうじ屋ウーマン・佐伯市)