2013年10月18日(金)大分合同新聞 夕刊 「灯」 掲載原稿
10月18日(金)の大分合同新聞「灯」にて掲載されました。
「ありがとうふるさと」と題したコラムです。
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こうじの素晴しさを伝える活動を始めて7年がたった先月、こうじを支えて下さっている佐伯のお客様に感謝の気持ちをお伝えする「ありがとうふるさと」講演会を催した。
私の講演では、まず皆さんと一緒に唱歌「ふるさと」を合唱する。心を一つにして、声高らかに歌うたびに胸が熱くなる。平和なこの国を守るために精一杯頑張ろうという気持ちにさせてもらえる歌だ。
この歌は明治時代に作られたもので、ふるさとを知らない都会育ちの人が増える中、ふるさとは、こんな所だよと教える意味もあったと聞く。作詞の高野辰之さんは、緑豊かな長野県のご出身。かつて日本のどこでも見られた美しい自然の山や川を詠んだものだ。1番から3番までの歌詞は、清らかで、日本語の素晴らしさ、温かさが、にじんでいる。
1うさぎ追いしかの山 小ぶな釣りしかの川
夢は今も巡りて 忘れがたきふるさと
2いかにいます父母 つつがなしや友垣
雨に風につけても 思いいずるふるさと
3志を果たして いつの日にか帰らん
山は青きふるさと 水は清きふるさと
自然豊かなふるさとを乱さず、崩さず、温かな人情も守り、育てて、わが子や孫たちに手渡せるよう受け継いでいくことが、私たち大人に託されている。
(こうじ屋ウーマン・佐伯市)