11月22日(水)の大分合同新聞夕刊「灯」にて
こうじ屋ウーマン 浅利妙峰のコラムが掲載されました。
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「健康の七大条件」
健康という言葉が、易経にある健体康心の略語と知ったのは2年ほど前。健は天行なり、人工をやめて天の運行に従う。康は安し、楽し、大いなり。心を広く、大きく持って、楽しい状態を保つことだという。確かに心と体が相まっての健康であるが、私たちは身体のことに気を使うあまり心のことは軽く、いや忘れているかもしれない。心の栄養、心が曲がる、心根が優しいなど、心についての言葉がたくさんあるのもうなずける。
石塚左玄の「食養」を自分で実践して極め、日本国内では「正食」として、世界へは「マクロビオティック」として広げていった桜沢如一。彼の著書「健康の七大条件 正義について」の中で心と体のつながりを説いたくだりがある。分かりやすく合計100点満点で表示している。①疲れない5点②ご飯がおいしい5点③よく眠れる5点④物忘れをしない10点⑤愉快でたまらない10点⑥万事スマート10点⑦うそをつかない55点。
心を明るく、穏やかに生活すること、そして注目は55点もの配分をもらっている、うそをつかないこと。いろはかるたの「うそつきは泥棒の始まり」もこの年になって、よりズシリと心に響くようになった。自制心、セルフコントロールの涵養に努めることが健康になる一番の近道と教えてくれていることに感謝して、実践実行していきたい。
(こうじ屋ウーマン・佐伯市)