大分合同新聞 灯にて掲載 4月18日(土)

4月18日(土)の大分合同新聞夕刊「灯」にて、
こうじ屋ウーマン 浅利妙峰のコラムが掲載されました。

「義を見てせざるは勇なきなり」と題して近頃の情勢について綴っています。

日本中が桜に見とれ、酔いしれて、春の訪れを謳歌する季節だが、今年はコロナ騒ぎでそれどころではなかった。いや、まだその恐れは続いている。緊急事態宣言が発令され、日常の生活が窮屈になったと感じる人も多いに違いない。まるで背中の羽をもがれた鳥のように青い空を見上げるばかりだ。

しかしその不便さが、私たちの家族のみならず、日本ひいては世界を守る行動へとつながるのであれば、喜んで受け入れよう。動かなければ人からうつされることもうつす心配もない。1人が感染させる数を1人以下にすれば、収束していくという。逆にその数が多くなるほど収拾がつかなくなり、危険だと説明している報道番組を見た。

自分の行動範囲を縮めることで、世界中を巻き込み、たくさんの死者を出しているこの騒ぎが収まるのなら、実行に移さない手はない。この状態は見えない敵との世界戦争だともいわれている。私に戦争の経験はないが、先の戦争中の苦労に比べれば、ほんのわずかな期間の我慢に違いない。

論語にある「義を見てせざるは勇なきなり」(人としてすべきことと知りながら実行しないのは勇気がないからである)。この言葉を胸に刻み、少し窮屈な日常生活を送りながらも、難局を乗り越えられることに感謝して、一日も早い終息を祈ろう。

(こうじ屋ウーマン・佐伯市)