ひと振りするだけで、糀のパワーを実感。 「キスケ糀パワープレーン」の魅力を、 改めてこうじ屋ウーマンに聞きました。

キスケ糀パワープレーン」ってなに?

塩糀、甘酒、味噌、醤油、酒…どれも日本が誇る発酵食品です。これらを作るのに欠かせない共通の材料、それが「糀」です。「キスケ糀パワープレーン」の正体は、糀屋本店で一番人気の室蓋仕込みの「糀」。これを長年培ってきた独自の技術で、酵素のチカラを壊さないように低温で乾燥、微粉末化しました。生の糀と違うのは見た目だけ、働きは全く同じです。カタカナの「キスケ」というネーミングは、糀屋本店六代目・浅利喜助から名づけました。喜び助けるという名前の通り、常に誰かの笑顔のためにチャレンジし続けた喜助さんの糀への思いを、世界へ、未来へとつないでいきたいという願いを込めました。

キスケ糀パワー誕生秘話

発売開始は2013年。それまでは、海外にも生の糀を持って行って塩糀などを作っていましたが、トランクが熱を持ったりして大変でした。そこで、何とか持ち運びに便利で、日持ちの良い糀を作れないかと考えて生まれたのがパウダータイプの糀「キスケ糀パワープレーン」です。ドイツやドミニカなど色々な国に送りましたが、外国では「キースケ」や「キス、オーケー」の方が覚えやすいので、そう呼んでいました。当時は国内ではなかなか売れませんでしたが、より馴染みやすいように微細な粒子にこだわり続け、遂にオリジナルの機械を製作、粒子をミクロン単位まで細かくすることに成功しました。その後、塩50、塩25、塩ペッパー、杜仲茶、オリーブ、ガーリックペッパー、カレースパイスとシリーズ展開をしながら今日に至っています。

振りかけるとなぜおいしくなるの?

糀には、デンプン、タンパク質、脂肪を分解する3大消化酵素をはじめ、良質な酵素が豊富に含まれています。酵素は、口から入った食物を体内に吸収しやすくなるように細かく分解してくれるハサミのような存在。だから、キスケ糀パワープレーンを食材にそのままひと振りするだけで旨みがアップ、消化に必要な酵素を補い、胃腸にかかる負担を軽減し、免疫力アップにも役立ちます。つまり、年齢とともに減少していく体内酵素の消費が抑えられるというわけです。料理などに振りかける時に、これはデンプンだからこんな風になるのかなと自分で予測を立てて使うとどんどん楽しくなりますよ。

世界も注目、ますます広がる糀の可能性

日本の国菌である麹菌は、酒・醤油・味噌など日本の伝統的発酵産業に広く使われてきましたが、今や医薬品や化学製品の原料などにも多く用いられ、日本の産業にとって重要な存在となっています。米国の食品添加物に与えられる安全基準合格証GRAS(GenerallyRecognizedAsSafe)にも認定されるなど、麹菌の安全性は世界的に証明されています。また近年、麹菌のゲノム (全遺伝情報)解析が明らかになり、微生物であるにもかかわらず、遺伝子の数は人の約半分もあるということが判明、その底力に改めて注目が集まっています。そんな糀の素晴らしさや可能性を、さらに伝え広げていくことが「糀屋本店」の役目だと考えています。